整備が進む介護職の環境

人口が減少している過疎地域では、独立して介護施設や保育施設を運営することが困難なため、同一の施設で介護と保育を行っていることがある。
離乳食は噛む・飲み込むことが困難な方向けのムース食に活かすことができるなど、高齢者と幼児が同じ環境で過ごすメリットは少なくない。
介護職は家事と共通する仕事もあり、施設を選ばなければ365日24時間需要があり、育児をしながらでも働き続けることが出来る。
介護は保健事業のため、利用者は日本全国同水準の料金で介護が受けられる。
つまり、これは介護に従事している方も、日本全国同水準の給料体系で働くことができるということを意味する。
施設を選り好みしなければ、子供の成長に合わせて働き続けることも可能ということだ。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる場合は、婦人科や小児科に対応している病院が近くにある介護施設を選択することになる。
夕方まで預けられる保育園に通う年齢になったら多少遠い介護施設へも通勤可能だ。
小学校に上がり昼過ぎに下校するようになったら自宅近くの介護施設に変わるなど、働き勝手が良いのが介護職の強みと言える。
介護も昼より夜の方が時給が高く、子供が高校や大学へ進学するようになったら夜勤で働ける施設も選べる。
デイケア・特別養護老人ホーム・介護療養型医療施設などを運営している介護施設では、グループ企業内での配置転換が比較的容易だ。
育児と仕事を両立させるスキルも要していることが多く、働きやすい環境をアドバイスしてもらうこともできる。